ともいきエッセー

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ともいきエッセー vol.51

「ともいきフォーラム、有意義なひとときに」

 3月4日、東京芝の芝学園講堂を会場に、本財団主催の「第1回 ともいきフォーラム」が開催された。テーマは「家族とは?~わかち合いの心~」。基調講演に京都大学総長の山極壽一氏、講演をJT生命誌研究館館長の中村桂子氏と宗教学者の山折哲雄氏。山極氏は霊長類研究者、中村氏は遺伝子研究者、山折氏は宗教研究者。1部の講演では、山極氏は家族での食事やコミュニケーションの大切さ、中村氏は38億年前に現れた一つの細胞から様々な種に進化してきたいのちの繋がりから、人類・家族を考えてほしい、山折氏は親子・夫婦・主従などの関係から現在の家族を見直してみることなどを力説、2部のパネルトークでは、浄土宗総合研究所の戸松義晴師をコーディネーターに、人間にしかできない「分かち合う心を育む」について話し合い、共に食卓を囲むこと、もっと生きものに関わることの大切さが訴えられた。
 現代は、家族も社会もバラバラ、各人が、他者のことなど考えずに、自分の欲求を満たすことに右往左往している状態と見ている小生にとって、人間の人間らしさの根本を話してくれた各先生のお話しは、非常に有意義なひとときとなった。(J)

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