ともいきエッセー

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vol.65「犠牲者を悼むが、"愚かしい"としか...」

 また、米国で銃乱射事件が起きた。

カジノで有名な米国ラスベガスで1日夜、音楽祭に集まっていた人々に向かって、ひとりの男が銃を乱射、58人の犠牲者と500人余り負傷者が出た。米国史上最悪の銃乱射事件だという。犯人の男は自殺してしまい、なぜこのような犯行が行われたのか動機はまだ判らない。なんとも悲惨で言葉もない。ただただ犠牲になった人々の冥福を祈り、負傷者の1日も早い快復を願うばかりだ。

 米国では銃による犠牲者は年間3万人を超すという。今回のような乱射事件もたびたび起っている。そして、その度に銃規制の話が出るが実現はしない。銃に係わる団体や銃の所持を支持する人々の反対によってという。まったく懲りない人々だと思う。日本ではとても考えられない。

 誰もが銃を持っていい、といえば、その中には反社会的な思想を持つ人、心や精神を病んだ人も持つことが可能だ。いくら自由の国だといっても、他者を殺傷する銃を持つことまで自由でいいとは思わない。まして、人権問題にうるさい米国民が、人間の生きる権利を奪う銃所持を認めているなんて、どう理解すればいいんだろう。それとも、こうした事件の起きることも"しようがない"と認めているのだろうか。"愚かしい"としか思えない。

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