ともいきエッセー

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ともいきエッセー vol.18

「お寺は日本の文化財」
 

 "へー、このお寺にはこんな人が眠っているのか"。寺めぐりをしていると、歴史上に名のある人物のお墓に気がつくことがよくある。"もっと広く知らせてくれていれば、関心のある人はお参りにくるだろうに"と思うが、そういう寺院は意外と少ない。観光寺院ではないと思っているご住職の思いもあるのだろう。が、一般の人にとって寺院は日本文化の見本市といってもよいほど、いろいろな文化財を見ることができる場所だ。建築、仏像、荘厳、書や絵画の軸・・・そして墓地。墓碑にだっていろいろな形がある。そして、日本人の信仰。
 この「ともいき財団」の事業の一つに、「お寺からまちおこし」がある。寺院の社会貢献を支援する事業だ。檀信徒だけを相手にするのではなく、寺院の存在する地域社会の中で、寺院は何ができるかということを考え、寺院と協働してその地域社会に働きかけていく。
当財団が、これまでどのようなことをしてきたかは、ホームページを見ていただけたらご理解いただけると思うが、これに加えて、上記したような寺院が保有する文化財を調べ、それを門前の掲示板に表すだけでも地域の人々の関心がたかまってくるだろう。歴史好きはそこここに大勢いる。こうしたことが、その地域の人々の地域愛にもつながり、誇りにもなっていくと思う。かつて寺院はその地域の人々の中心的存在だったのだ。日本文化が忘れられようとしている今日、各地の寺院から日本文化再生への狼煙をあげてもらいたい。こうしたことも寺院の立派な社会貢献だ。
 この4月から「ともいき財団」で仕事をするようになって9ヶ月、あと数日で新年を迎える。日々財団職員の仕事と情熱を見ていて、来年そして明後年と、皆の情熱が一歩ずつ実るように小生も努力していきたい。
 皆さまにとって来る年が佳い年になりますよう祈念いたします。(J)

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