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ともいきエッセー

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vol.76「死を想えば、生が見える」

 さる3月3日、名古屋の東海学園大学を会場に「第3回 ともいきフォーラム」を開催した。テーマは「死を想えば、生が見える」。出演者は、宗教学者の山折哲雄氏、エッセイストの岸本葉子さん、東海学園大学学長の松原武久氏。

 1部での講演では、山折氏は鎌倉時代末期の歌人・西行の、死へ向かっての「捨」を話し、岸本さんは、自らのガン発症からの心の在り方などを話された。2部のパネルトークでは、松原学長を加え、各人の著書に書かれている死や生に対する気持ちなどについての質疑応答がおこなわれ、「死」を他者の死として見るのではなく、自分の死として見れば、生きることへの主体性が生まれ、他者との関係性の中で「生かされている」ことが見えてくることなどが話された。

 少々、重いテーマではあるが、今日よく言われている死の準備ではなく、自らの死を想って今をいかに生き、いかに悔いを残さない人生をおくるか、会場の来場者と考えることができた。

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