ともいきエッセー

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vol.92 「これでいいのか、日本人の食卓」

 「見たくないものを見せ、知りたくないことを知らせる。これぞ社会学である」と、養老孟司氏が推薦している『残念和食にもワケがある』(中央公論新社から昨年10月発行)という岩村暢子さんの本を読んだ。

 岩村さんといえば、今年の1月に芝学園で開催した〝ともいきフォーラム″で「家族と食卓」と題して講演をいただいた人。家族バラバラでの食事、同じテーブルについていても食べ物がバラバラというように、現代日本人家族の食卓の現状を話していただいた。聴衆は、20年にわたって調査した食卓の変遷に驚くとともに、後に行ったアンケートには、「もう一度岩村さんの話がききたい」と、話しの感想を寄せていた。

 和食が日本人の伝統的な食文化として、ユネスコ無形文化遺産に登録されたのは2013年の12月。しかし、一般の日本人家庭で、はたしてどれだけの和食が作られ食されているか、と言うのが岩村さんの今回の疑問。内容はぜひとも読んでいただきたい。またまた驚きと反省、そして言い訳が頭の中をめぐるだろう。

 来年の1月26日、芝学園で開催する「ともいきフォーラム」には、この岩村さんに再登場いただき「食にみる現代家族」と題しての講演、さらに養老孟司氏をお招きして「いま必要なともいき」をお話しいただきます。

ともいきフォーラム詳細はこちらからご覧ください。(フォーラムHP)

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