ともいきエッセー

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vol.118 「文明の転換点か」

 9月の台風15号、そして10月の19号は東海・関東甲信越・東北など東日本に大きな被害をもたらした。

 犠牲になられた方々に衷心より哀悼の意を表するととともに、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。

 この被害を連日にわたって伝えるニュース番組を見ながら、その惨状に驚くとともに、なぜここ数年、毎年のようにこのような災害が起こっているのだろうか、と考える。「想定外」、「何十年に1度の......」といった解説があるが、こうした災害は毎年起こっている。来年は無いとは言い切れない。

 識者は、こうした台風の巨大化の原因を、地球温暖化の影響と言っている。我々人間の活動が地球の気温を高め、それによって海水などの温度を上げ、台風を巨大化させていると。

 いや、台風ばかりではない。世界的な気温の上昇や熱波、豪雨、南極や北極で溶ける氷河などなど影響は世界各地に怒っている。

 産業革命以来、人間は欲望の堰を切ったように、生活の便利さ・快適さを求めてきた。そして、これを文明の進歩と信じて突き進んできた。スウエーデンの少女が国連でこうした大人の活動を批判したことも耳新しい。また、先日の台風で避難した少女が「大切なものを持って逃げて」と言われたが、身の周りを見て、何が本当に大切なものか分からなかったと新聞に投稿していた。

 私たちは、これから来る世界をよくよく考えなければと思う。子どもたちの未来を明るく夢のある日にするためにも、いまある文明を考え、転換点にとしたい。

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