ともいきエッセー

一覧へ

vol 130「今こそ八正道の教えを!」

 今、世の中は、新型コロナウイルスの感染拡大で大騒ぎになっている。不要不急の外出は控えて、家でできる仕事は家で、その上小池東京都知事からは「都市封鎖」をするかもなんて言葉が発せられて、人々はどう生活を守るかで混乱している。テレビのニュースでは、都心のスーパーマーケットやコンビニで買い占めをする人で大混雑の様子や、また、「不要不急ってどういう場合を言うんですか」と記者に訊く若い女性が映されていた。それを見ながら、「アホかいな、そのくらい自分で考えろ」と思わず言ってしまう。マニュアルばかりの中で育った人間には、自分で考える訓練がされていないのか、とも思ってしまう。

 新型コロナウイルス感染拡大の予防は、人々の日常生活から経済に至るまでさまざまなところに混乱と問題を起こしている。これらをどう解決したらいいか、政治家も評論家もさまざまな発言をしている。しかし、前例を重視する日本人には、こうした前例のない出来事にどう対応したらいいのか考えることは苦手なのかもしれない、なんて彼らの話を聞きながら思ってしまう。

 こうした混乱を見ながら思うことは、仏教にある八正道の教えだ。正見・正思・正語・正業・正命・正精進・正念・正定の八つの教えだ。これを知っていればいい加減な報道やデマに惑わされることはないと思うのだが、そこは無明な人間のこと、致し方ないことなのかもしれない。また、これを知っていたからといって感染拡大を防げるわけではないと思うが、知っていれば、自分が感染したり、また他者への感染を防ぐ方法を考えることは出来ると思うのだがどうだろう。

 仏教者は、こうした混乱の時にこそ、「仏教の教えにこうした教えがある」と折にふれ人々に伝えてほしい。

八正道については、下記URL(WEB版新纂浄土宗大辞典)をご覧ください。

http://jodoshuzensho.jp/daijiten/index.php/%E5%85%AB%E6%AD%A3%E9%81%93

  • 助成金
  • ともいき財団Twitter
  • 浄土宝暦
  • 活動レポート
  • ともいきエッセー

このページのトップへ