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vol 131「今、一番大切なことは何か」

 4月7日、コロナウイルス感染防止のため緊急事態宣言が出された。対象は今のところ東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・福岡の7都府件。この宣言が出されて今日が3日目になる。しかし、この宣言を受けて、ワイドショーは連日大騒ぎだ。特に感染拡大が見える東京都と国が職業の業種に対して休業要請か休業協力要請かで揉めている。

 これを聞いていて、そもそも緊急事態宣言とは何なのかと疑問をもった。国はこれら感染が拡大している地域の人々に80%、人との接触を減らしてほしいと訴えていた。80%ということは、ほとんどの人との接触を断つということになる。にもかかわらず、国は経済活動をできるだけ守りたいので休業させる業種を減らしたいらしい。休業する業種が多ければ、その保証も難しいと。感染は止めたいが経済を止めて、その金額を保証するのはイヤだということらしい。一方、東京都は一刻も早く感染の広がりを止めるために生活に必要な業種以外に休業を要請したいらしいが、どちらにせよお願いで強制力はないのだから大した変わりはない。

 国は当初、不要不急の外出は控えてと言っていたはずだ。休業協力要請で店を開くことができる業種には、不要不急な状態で行かなくてもいいような業種もある。これは経済を守るためにはやむを得ないことだという国の事情もあるのだろう。

 しかし、このことによって感染がもっと広がり国そのものが立ち行かなくなったら、経済も何もあったものではなくなる。国はそこをどう考えているのか。感染関係の医師たちは医療崩壊もすでに起きているので厳しい措置をと叫んでいる。

 今さまざまな混乱が沸き上がっている。これまでに経験したことではないから全てを上手くおさめることは難しいかもしれないが、大切なことは、私たち一人ひとりが〝今、一番大切なことは何か″を考え行動し、そしてまた、どうすればこの危機を乗り越えることができるか、知恵を絞ることではないだろうか。

 それにしても、コロナウイルス感染の問題で、日本経済がこんなにも脆く、まるで自転車操業のようだと知ることができたことは、これからの教訓になった。

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