ともいきエッセー

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vol 145 「助け合いのこころを」

 いま、九州地方で豪雨による大きな被害が発生している。こうして原稿を書いている間も、テレビでは九州各地に降っている雨の激しさ、そして川の氾濫や山崩れが映し出されている。画面を見ながら、ただ見ているだけで何もできない自分に忸怩たる思いを感じている方も多いだろう。なんともやりきれない思いだ。ニュースでは3日からの雨の量や各地の死者や行方不明の数、そして被災状況、避難者の様子なども映し出され、早い避難と命を守る方法が呼びかけられている。

 こうしたニュースを見ながら、一つの事に疑問を感じた。それは、避難を呼びかける報道で「お互いに助け合いましょう」という言葉が無いことだ。いざとなったら頑丈な建物や高い建物への避難も呼びかけているが、そうした場合にそこに住む人たちに協力を呼び掛ける言葉がない。自席の隣の女性職員に、このことを言うと、「それは当たり前のことだと、だから、あえて言わなくてもいいと期待したいですね」と。僕もそう思う。それは当然のことだと。しかし、逃げてくる人は、そこに住む人たちに迷惑をかけたくない、と思ってしまうこともあると思う。

 報道関係者は、こうした災害のニュース時に、マンションなどの高層や高台に住む人々に、「助け合いのこころ」の呼びかけを提唱してほしい。

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