ともいきエッセー

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vol 166「子どもたちの未来は?」

 いま、世界は破滅に向かっているらしい。もちろん日本も含めてだ。
先夜、NHKで放映された「2030 未来への分岐点③」では、増え続けるプラスチックゴミのことを写していた。さまざまなプラスチック製品が捨てられゴミとなる。日本などで集められたプラスチックゴミが東南アジアの国に送られ処分されることになっているが、放火や違法放棄などによる汚染が問題になっていると。もちろん、ゴミを送り出している国は、日本だけではない。先進国だ。
そして、こうしたプラスチックゴミが河川などや直接放棄によって海に運ばれ、それが超微細なマイクロプラスチックになり、魚がと間違えて食べ、その魚たちを人間が食べている、と。そして、これによる人体への影響は、近いうちに明らかになってくると科学者たちは警鐘を鳴らしている。
 それにしても、番組で映し出されていたプラスチックゴミの量は半端なものではない。
この番組、1回目は気候変動について、2回目は人口増加と食料について報じていた。どちらもこの先を考えてみれば大きな問題だ。気候変動が原因といわれる災害も増えてきている。アフリカなどでは飢餓も大きな問題となっている。
 番組では、2030年までにこれらの問題の解決に向けた方向性を見出さなければ、確実に人類、いや世界は破滅に向かって進むだろうと科学者たちは言っている。2030年までにはあと10年だ。それまでに何ができるだろう。対策を進めている企業もあるらしいが、私たち一人ひとりの意識と考えはどうだろうか。目先の便利さ、豊かさに気を奪われてはいないだろうか。意識を変えることは、とても難しい。日々の生活のリズムの細々としたことまで、「自分のこの行動には、どのような影響があるだろうか」というところまで考えねばならないかもしれない。
 以前、この欄で、「現在使っているものは、7代後の子孫からの借りもの」というアメリカインディアンの諺を紹介したことがある。10年は、7代後どころの話ではない。もう、目の前だ。今生きている子どもたち、そしてこれから生まれてくる子どもたちの未来はどうなるのだろう......。
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