公益財団法人 浄土宗ともいき財団

〒105-0011
東京都港区芝公園4-7-4 明照会館3F

Training Program

電話相談員養成講座

あなたの傾聴を、必要としている方がいます

心といのちの電話相談室は、心の苦しみを抱える方に寄り添う電話相談窓口です。研修を重ねた浄土宗の僧侶・寺族が、秘密厳守のもとお話を伺っています。2011年の開設以来、多くの方のお電話を受けてきています。

電話相談員養成講座のご案内

心といのちの電話相談室では、浄土宗の僧侶・寺族の方を対象に、心に苦しみを抱える方の声に耳を傾け、その思いに寄り添う電話相談員を養成する講座を年1回開講しています。
 講座では、「凡夫が凡夫に寄り添う」という理念のもと、相談室の方針や傾聴の基本姿勢を学ぶほか、ロールプレイを通して相談対応の仕方を身につけていきます。また、「聴く」ことの難しさを体感し、自分自身への気づきを得ることも大切にしています。
はじめての方でも段階的に学べる内容となっており、安心してご参加いただけます。講座を受講して相談員となり、その学びを誰かのために生かしていただければ幸いです。

概要

参加条件
浄土宗僧侶・寺族で、電話相談員として活動したい方(※)、電話相談に関心のある方
※相談員として認定を受けるためには、下記の事項が必須となります。
◎全講座(33.5時間)中、30時間以上の出席
◎所属寺院の住職の許可
◎講座開始時に68歳以下
募集人数 各回10名程度
受講料
20,000円(ともいき財団会員 15,000円)
※お申込み確認後にお支払いに関するメールをお送りします。
※銀行振込、1回目の講座での現金払いをお選びいただけます。
※過去に養成講座を受けたことがある方は無料です。
※法人会員はその法人に所属する方2名まで適用、正会員は会員本人のみ適用されます。
※一部講義は録画視聴が可能ですので、キャンセルされた場合の返金は行いません。
参加形式
・会場:明照会館4階 東京都港区芝公園4-7-4(大本山増上寺境内)
・オンライン:WEB会議ツール「Zoom」を利用

主な研修内容

以下は内容の例ですので、開催ごとに変更となる場合があります。詳細は各回の開催の案内をご確認ください。

講義

・活動の理念、成り立ち、特徴など

・組織、規則など
・傾聴の基本姿勢、ロジャース理論

ロールプレイ

・「聴く」と「聞く」

・受容と共感

・価値観を脇に置く
・電話を使った実習

主な講師陣

以下は例ですので、開催ごとに変更となる場合があります。詳細は各回の開催のご案内を確認ください。

神 仁 氏 全国青少年教化協議会代表執行理事/臨床仏教研究所所長/東京慈恵会医科大学附属病院SCW/国際宗教研究所顧問/当電話相談室相談役
大村 哲夫 氏 臨床心理士・公認心理師/上智大学グリーフケア研究所特任教授/臨床宗教師/日本臨床宗教師会理事/日本スピリチュアルケア学会理事/当電話相談室相談役
笈田 育子 氏 臨床心理士・公認心理師/精神保健福祉士/日本カウンセリング学会認定スーパーバイザー/前目白大学心理カウンセリングセンターカウンセラー/NPOカウンセリング教育サポートセンター代表理事
小林 孝雄 氏 臨床心理士・公認心理師/文教大学人間科学部教授
三輪 久美子 氏 上智大学グリーフケア研究所講師/認定NPO法人グリーフケア・サポートプラザ理事/社会福祉学博士
山本 佳世子 氏 天理大学人文学部准教授/臨床スピリチュアルケア協会事務局長
大河内 大博 氏 大阪教区願生寺住職/訪問看護ステーションさっとさんが願生寺共同代表/チャプレン
森田 敬史 氏 日本臨床宗教師会認定臨床宗教師/龍谷大学大学院実践真宗学研究科特任教授/融通念仏宗僧侶
樋口 広思 氏 宮城教区源光寺住職/浄土宗総合研究所研究スタッフ/臨床心理士・公認心理師/学校心理士スーパーバイザー/宮城教育大学教職大学院 非常勤講師
伊藤 祐子 氏 元日本臨床宗教師会認定臨床宗教師/当電話相談室相談役
尾崎 佳江 氏 認定NPO法人グリーフケア・サポートプラザ相談員/認定NPO法人とうかつ 生と死を考える会相談員/一般社団法人日本グリーフ専門士協会 ペットロス専門士/日本カウンセリング学会会員
伊藤 顕翁 氏 共生・こころの会会長/自死・自殺に向き合う僧侶の会共同代表/浄土宗教師/当電話相談室運営委員長
戸田 由美 氏 日本臨床宗教師会認定臨床宗教師/浄土宗教師/当電話相談室運営委員
原  善順 氏 浄土宗教師/当電話相談室運営委員

電話相談員の認定までの流れ

1

養成講座

全講座(講義・ロールプレイ)修了後、1年間は準相談員として電話相談を行っていただきます。

2

シフトの決定

希望の日時を提出していただき、事務局がシフトを作成し、当番の日時を決定します。(月に1回程度)

3

相談対応日

割り振られた担当日・時間に相談室に行き、寄せられる相談に対応します。
※交通費自己負担、無報酬 ※昼食は各自ご準備いただきます。

4

追加研修など

相談員自身のケアやスキルアップのために、追加研修等を継続的に受けていただきます。
※追加研修は年間2回程度実施しています。

5

相談員に認定

講座修了の1年後、それまでの活動実績をもとに運営委員会において相談員として正式に認定します。

養成講座後のフォロー体制

相談員認定後も倫理や技法、新たなテーマなどについて、定期的に対面やオンラインでの学びの機会を設けています。また、安心して活動を続けるために、専門家の相談役や先輩相談員によるスーパービジョン(助言)などによる支え合いや、相談員がケアを必要とした時に相談できる体制を整えています。その他、相談援助に関心のある浄土宗僧侶・寺族・関係者の方を対象にオンラインでの連続講座も開講しています。

令和7(2025)年度 僧侶と寺族のためのオンライン講座

悲嘆者へのアプローチ

講師:カール・ベッカー氏(京都大学教授)

お寺で語られる悲嘆にどう向き合うか

講師:樋口 広思 氏(宮城教区源光寺住職、臨床心理士、公認心理師)

令和6(2024)年度 僧侶と寺族のためのオンライン講座

多様な価値観の現代に求められる『話の聴き方』

講師:大河内 大博 氏(大阪教区願生寺住職、訪問看護ステーションさっとさんが願生寺共同代表、チャプレン)

グリーフケアと僧侶、寺族

講師:尾角光美氏(一般社団法人リヴオン 代表)、野田芳樹氏(一般社団法人リヴオン講師)

お寺の中で話を聴くということ

講師:樋口 広思 氏(宮城教区源光寺住職、臨床心理士、公認心理師)

相談員の声

  • 電話相談で実感する役割と存在意義

    60代・男性

    僧侶

    電話相談に携わろうとしたきっかけは、僧侶として一人でも多くの人の心の声に触れたいと思ったことからでした。研修では、傾聴において自分の心を整えることの大切さと難しさを学びました。相談者の表情が見えない中、声から発せられる言葉とその抑揚から心の重みを受けとめることに傾聴の難しさを感じる一方、自らの役割と存在意義を実感しています。電話相談は、私にとって人の心に寄り添うかけがえのない機会となっています。

  • 勇気を振り絞った声に、心を寄せて

    50代・女性

    寺族

    4年前長女の進学に伴い、自分自身も何か人のためになることを始めたいと思い、養成講座に申し込みました。講座を通して、さらには相談員に認定されてからも、常に寄り添うことの難しさを感じていますが、経験不足の私であってもテクニックではなく、勇気を振り絞ってかけてくださった方の話を少しでも聴かせていただきたいと思う気持ちが何より大切だと感じています。月一度の相談日は、多くの気づきをいただき自分自身を見つめ直す場となっています。

相談員の倫理

当相談室では、相談員が守るべき「倫理綱領」を定めており、相談員はこの倫理に基づいて活動しています。

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