令和7年度助成金交付式・令和6年度活動報告会/交流会を開催しました

令和7年度助成金交付式・令和6年度活動報告会/交流会を開催しました
令和7年度助成金交付式・令和6年度活動報告会
令和7年5月29日、東京都港区芝公園の「THE PLACE of TOKYO」で、令和6年度採択団体助成金交付式および令和5年度採択団体による活動報告会を開催し、各団体の代表者と来賓として審査委員、財団役員・評議員合わせて約77名が参加しました。その後、団体同士の情報交換を目的とした交流会が開かれ、親睦を深めました。
令和7年度の助成について
令和7年度は昨年新設した、より公益性の高い優良な活動に対する上限100万の助成枠【第二類】を継続しました。70件の応募があり、この中から【第一類(上限50万円)】50団体、【第二類(上限100万円)】5団体の合計55団体(助成金計19,997,000円)を助成先として採択しました。
令和7年度助成金交付式
当財団の佐藤理事長から「それぞれの地域社会が今まさに必要としている活動を企画してくださったことに対して、感謝しています。コロナによって活動が制約されたこともありましたが、近年には、むしろコロナの経験を経て、年々、公益性の高いものになってきていると審査委員の方々から伺っています。この助成事業を通じて浄土宗の社会貢献活動が一層拡充することを願っています」と述べ、その後、助成審査委員会の今岡達雄委員長より、各団体の代表者に一人ずつ「助成内定通知書」が手渡されました。
続いて、採択団体を代表して、東京・香念寺の下村達郎さんが「長年にわたり助成をいただいていることに、心より感謝申し上げます。私の寺院では"介護者カフェ"を通して、介護をひとりで抱え込まないよう悩みを語り合える場をつくってきました。これまでの経験から、取り組みにおいて大切なのは『想像』することと『継続』することだと感じています。同じように真摯に活動されている採択団体の皆さんの姿は、私にとって大きな励みであり、これからも一人でも多くの方の安心や笑顔につながるよう、活動を続けてまいります。」と述べられました。
審査講評・コメント
平成29年度に始まった本助成制度は、来年で10年目を迎えます。これまで積み重ねてきた実績を踏まえ、今後は制度全体を点検し、より実効性のあるプログラムへと進化させていきたいと考えています。
今年度も、上限100万円の「第二類」区分を継続し、その枠で5件・総額480万円の助成を実施しました。新たな視点や手法を取り入れた意欲的な活動も見られ、今後の広がりに大きな期待が寄せられます。1次募集には70件の応募があり、うち55件を採択。総額は19,997,000円に上りました。採択数はやや絞ったものの、公益性・継続性の高い取り組みが増えた印象です。
注目すべきは、子どもを主な対象とする活動が全体の約47%(26件)を占め、教育や体験、居場所支援など地域の未来を見据えた取り組みが多く見られたことです。また、単発ではなく年間を通じて継続的に実施され、地域との協働に取り組む活動も増えています。
一方、防災に関する活動はまだ少なく、今後の重要なテーマとなるでしょう。本日ご出席の稲場圭信評議員は防災の分野で豊富な知見をお持ちです。今後、先生の助言を得ながら、この分野の応募も増えていくことを期待しています。
制度の趣旨をより多くの方に知っていただき、これまで応募のなかった地域からも積極的な参加が生まれることを願っています。
令和6年度活動報告会
続く活動報告会では、子どもを対象とした活動を展開する4名の方に報告していただきました。
- 愛知県名古屋市 浄土院「てらこやさん」(採択2回目)児玉 匡信さん、渡部 和華羽さん

週5回実施しているフリースクールの活動の様子や先生方の思いをお話いただきました。 - 福井県南越前町 善導院「未来の種まきプロジェクト」(採択2回目)清水 明菜さん
地域の自然や人とのつながりを大切にした中山間地域における活動展開についてお話いただきました。 - 神奈川県三浦市 福泉寺「福泉寺寺子屋」(採択4回目)松原 大悟さん

寺子屋の成果と活動から見えてきた課題についてお話いただきました。 - 石川県金沢市 弘願院「弘願院数珠つなぎプロジェクト~ともいき てらつど~」(採択3回目)森岡 達圭さん

地域のニーズを踏まえつつ寺院だからこそできる放課後の居場所活動についてお話いただきました。
発表者の皆さん自らが、活動を本気で「楽しみ」、積極的に「つながり」を広げていることが感じられました。出席した方々は熱心に耳を傾けていました。
交付式終了後は、交流会が開かれ、今年度初めて採択された団体の方からもスピーチをしていただきました。参加者は、普段なかなか会う機会のない方々と親睦を深め積極的に情報交換をする様子が印象的でした。
【参加者のアンケートより】
- 初めて参加させていただきましたが、充実の一日でした。
- 今年度も新たに取り組む意欲が湧きました。
- 参加してたくさんの学びがありました。
- 関心がある分野に挑戦する必要性を強く感じた。
- 活動報告の皆さん、とても楽しそうに活動されていて原点を気づかせてもらえました。
- 新たなアイデアや刺激になり、また他地域のお寺の現状なども知ることができ刺激にもなり大変勉強になりました。
- とても刺激を受け、視野が広がりました!
- 講義(例えば法人化や資金調達など)を入れてもいいのかなと感じました。
- 事業に対する展望や、目的・事業に対する展望や、目的や目標をより深く考えるきっかけになりました。
- セミナーやグループディスカッションといった採択された事業者同士が、有意義にまた自由に意見交換できる時間を交流会の前に作ってほしいです。
- 全国で頑張っている仲間がいると感じる事もでき、他団体の広報の仕方なども具体的にみて教わることもあり大変ありがたい経験となりました。
- 過疎地区同士やはり悩みはどこも同じということもわかり、共に情報交換ができ、情報発信の改善点などたくさんの気づきがあり、気合いが入りました。
- ポスターセッションのような場があると皆さんがどんな活動をしているかわかるので、交流会がより盛り上がる気がしました。
- 別の機会でも良いので、活動報告をもっと聞きたいです。
など
参加者の皆さんからいただいた声を大切に、来年度以降も、もっと学び合える、つながり合える場にしていきたいと考えています。
採択団体の活動は、このWebサイトや当財団Instagramでご紹介しています。ぜひご覧ください。
