大阪府大阪市 一般社団法人日本寺子屋協会 「まちなか教育EXPO」

大阪府大阪市 一般社団法人日本寺子屋協会 「まちなか教育EXPO」
10月18日(土)、地域の老若男女の交流の場としてお寺の境内を提供し、その活性化と各世代の繋がりづくりを目的とする一般社団法人日本寺子屋協会(堀内菜々美(ほりうち・ななみ)代表)が、大阪市天王寺区にある應典院(おうてんいん)(秋田光彦(あきた・みつひこ)住職)で開催した「まちなか教育EXPOinなんば」を視察しました。浄土宗ともいき財団はこの活動に助成しています。
大阪市有数の繁華街「天王寺」。同地は自然あふれる公園や文化施設、近代的な商業施設などがあり、古きものと新しきものが溶け合う魅力的な街として知られますが、また複数の寺町群が形成され、同市有数の仏教寺院の密集地としても知られます。
そのなか、25カ寺という最大の寺町である下寺町(したてらまち)のなかに、今回会場となった應典院があります。早速お邪魔すると、コンクリートの打ちっぱなし、劇場仕様の本堂ホールというひときわ異彩を放つ境内が目に入ります。同院は、「学び」「癒し」「楽しみ」をコンセプトに大小合わせて年間100以上のイベントが開催され、年間3万人以上が集うお寺として地元で知られています。そして境内に入ると多くの子どもたちがさまざまな体験や出店されたカフェでそれぞれ楽しいひと時を過ごす光景が目に入りました。
本イベントを主催した一般社団法人日本寺子屋協会は、地域支援に取り組む大学生や若者を中心に令和6年に設立された団体で、中学校・高等学校における探究学習のサポート、まちの学び場づくりの推進、子ども向けワークショップの実施など、地域に根ざした幅広い活動を展開しています。
今回開催された「まちなか教育EXPOinなんば」は、同会の最大の活動で、当日は9時から15時まで開催。日光写真や書道、現代美術製作の体験ワークショップをはじめ、子どもたちの作品展示エリア、地域飲食店の出店が設けられ(写真①・②)、隣接するパドマ幼稚園をはじめとする子どもや地域住民など、約1000名が参加。大盛況を収めていました。


参加した小学生の今枝由貴(いまえだ・ゆき)さんに感想を伺うと、「とても楽しかったです。また参加したい」と話してくれました(写真③)。また一緒に参加していた由貴さんのお母様である尚子(なおこ)さんにお話を伺うと、「学校と違う場所でこのような学びの機会があることは大変貴重なことだと思います」と、感想を教えてくださいました。

同会代表の堀内さんは「私たちは〝まちなか教育〟という言葉を使用しているのですが、子どもたちがこの街だからこそ出逢える「人」「物」「事」を通じて成長してほしいと願っています。お寺は昔から地域の子どもたちを守り育てることを担う存在で、お寺を活用させていただいております」と語るとともに、「このような活動をしている団体はたくさんあるので、今後は横の繋がりを深め、志を同じくする団体を繋げていきたい」と今後の展望も話してくださいました。
同会は令和9年にはこれまでの経験をいかした大規模イベントも予定しているそうで、地域を盛り上げる「一般社団法人日本寺子屋協会」の活動に、今後も期待が益々高まります。(H)
